部活動に参加する決意を固めたら、次に必要なのが入部届 の提出です。
通常、学校では入部届 の標準フォーマットが用意されており、それに従って必要事項を記入するだけで済みます。
しかし、場合によっては、参加する理由やその活動に対する意気込み、保護者の意見を書くことが求められることもあります。
この記事では、そういった状況に対応するための部活動入部届 の書き方と参考例文をご紹介します。
部活動への入部届 の記入方法：加入動機の記述
部活動への加入申請に関しては、通常、学校が指定したフォーマットが存在します。
そのため、教員に相談し、指定のフォーマットを入手して、必要事項を記入して提出する流れになります。
特別に指定のフォーマットがない場合は自分で作成することになるかもしれませんが、ほとんどの場合は学校側で用意されていることが多いです。
入部届 の中で最も考えるべき点は、部活に加入する理由や自身の意志の明確化です。
加入理由や意志の明確化が必要とされるのは、部活動に対する軽はずみな姿勢や短期間での脱退を防ぐためと考えられます。
仮入部や体験入部の場合はともかく、頻繁に入退部を繰り返すことは部活動側にとっても好ましい状況ではありません。
しかし、この部分に関して過度に悩む必要はなく、簡潔に自身の動機を書くだけで十分です。
もちろん、入部に際して何らかの審査がある場合は、この部分が重要になる可能性もあります。
以下では、念には念を入れて、加入動機の書き方についていくつかの例を紹介します。
加入動機：部活動への愛着と楽しみ
この理由は、例えば小学校や中学校で以前から活動していたスポーツを続けたいという場合に適しています。
私は小学校の頃から卓球に打ち込んでおり、小学校時代は卓球部に所属していました。この情熱を持続させるために、引き続き卓球部に入部したいと考えています。
中学校で野球部に所属していた私は、野球をすることで多くのやりがいと楽しみを感じています。高校でもこの経験を生かし、野球部に加入し続けたいと思っています。
加入動機：興味や期待を抱いているため
この理由は、特定の部活動に対して以前から関心を持っていたり、新たな体験を求めている場合にぴったりです。
私は走ることが大好きで、ずっと陸上競技に興味を持っていました。中学時代は陸上部がなかったため、高校で是非とも陸上部に参加したいと強く思っています。
家族と一緒にサッカーの試合を見たことがきっかけで、サッカーへの関心が生まれました。中学に進学したら、ぜひサッカーを始めたいと考えています。
加入動機：体験入部や仮入部を通じての決意
体験入部や仮入部の経験を通じて部活に入部を決める場合は、その際の経験を述べるのが良いでしょう。
体験入部でお世話になった際、部活の雰囲気が非常に良く、先輩たちの親切な指導が印象的でした。この環境なら3年間充実した活動ができると感じ、入部を決意しました。
仮入部の期間中に1週間練習に参加し、同じ志を持つ友達ができ、バレーボールの楽しさを深く理解しました。この部活で力を尽くしたいと思っています。
加入動機：部活動の紹介イベントや先輩の勧誘によって
学校で行われる「部活動紹介」のイベントや、先輩からの熱心な勧誘を通じて部活に興味を持つことはよくあります。
部活動の紹介イベントがとても魅力的で、その活動に参加して一緒に努力したいと強く感じました。
○○先輩から熱心に部活の魅力を語っていただき、その話に非常に感銘を受けました。ぜひ○○先輩と一緒にバスケットボールをしたいと思っています。
加入動機：先輩やプロアスリートへのあこがれ
学校の先輩やプロのアスリートへの憧れから部活動に加入を決めるケースもあります。
試合観戦時に○○先輩の情熱的なプレーを見て、深い感銘を受けました。そのような姿に憧れ、自分も試合での活躍を目指し、入部を決意しました。
テレビで見た大谷選手の素晴らしいプレーに心を動かされ、野球を始めたいと思いました。
入部届の記入方法：未来への決意
学校によっては、部活動への加入に際して、単なる理由ではなく、今後の活動に対する決意表明が求められることがあります。
入部理由が過去に経験したことを基にするのに対し、決意表明はこれからの活動に対する意志を示す点が異なります。
しかし、この部分が入部の可否や学校の評価に大きな影響を及ぼすことはないでしょう。
自分の思いを率直に表現することが重要です。
この部活動に加わる以上、レギュラーの座を勝ち取り、チームと共に大会での勝利を目指します。
厳しい練習に直面することもあるでしょうが、常に初心を忘れず、チームに貢献するために努力を惜しみません。
初心者としての出発ですが、部活動だけでなく、プライベートな時間も使って早くチームに追いつけるように練習に励みます。
部活動を通して、チームワークの重要性や継続することの価値を学び、成長していきたいと思います。
目標は3年生になってレギュラー選手になることです。そのためには、まずはレギュラー選手の練習方法をしっかりと学び、それを実践したいと考えています。
入部届の記入方法：保護者の意見欄
小学校や中学校などでは、入部届に「保護者の意見欄」が設けられていることがあり、保護者の意見や同意が求められることが一般的です。
最近では、学校教育において保護者の意向を重視する傾向が強まっており、「保護者の意見欄」を設けることが増えていると感じます。
ただし、学校側は保護者が部活動への参加に「反対していない」「理解している」という点を確認したいだけなので、簡潔に一言コメントを記入するだけで十分です。
子どもが小学校の頃から熱心に取り組んでおり、本人に合っていると思います。引き続きのご支援をお願いいたします。
子どもはこの部活に大変やる気を示しており、応援しています。未経験ですが、温かいご指導をお願いいたします。
子どもが素晴らしい部活と出会え、大変喜んでいます。3年間充実した活動をしてほしいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
入部届を顧問の先生が確認することを考えると、以上の例文のように、先生に対して何か一言添えるのも良いでしょう。
まとめ
部活動入部届 の作成方法について詳細な情報を解説しました。
部活動に参加する際の入部届 の書き方、特に参加理由や意気込み、保護者の意見欄の記入方法に重点を置きました。
部活動は学生生活において重要な役割を果たし、学業だけでなく、人間関係の構築、健康の維持、才能の発見と育成に貢献します。
あなたが部活動にスムーズに参加し、その経験を最大限に生かすための一助となれば幸いです。
記載した例文は参考例として提供したものです。
実際の申込書には、個々の状況や思いを反映させ、自分の言葉で表現することを心がけてください。
また、保護者の皆様には、子供たちの活動に対するサポートと理解をお願いいたします。
最後に、部活動への参加は多くの機会をもたらす一方で、学業とのバランスを考慮することも重要です。
健康的な生活習慣を維持し、充実した学生生活を送るためにも、適切な時間管理を心がけてください。
あなたが選んだ部活動での成功と充実した経験を心より願っています。